2024年度<臨時企画>かぐらスキー場(初週末?から滑ろう)ツアー レポート

日程:2023年11月25日(土), 2023年11月26日(日)
場所:スノーヴァ新横浜
参加:会員4名,他クラブ4名(25日),会員5名,他クラブ2名(26日)

今年もかぐらスキー場には雪が無く、開催を躊躇していましたが、中村SAJデモと相談の上、北海道のデモキャンプの帰り道に新横浜で途中下車して頂き、中村SAJデモキャンプを新横浜で開催して頂き、本ツアーも合流させて頂きました。
緊急募集(一週間前)にもかかわらず、会員も他クラブの方にも多くの方に参加して頂きました。

今回のテーマも「シーズン始めの足慣らし」、基本的な動作メインの低速レッスンです。
ゲレンデは60m×30mと大変小さいですが、低速レッスンの1スパーン(講師が見本を見せて、受講者が滑る長さ)には、長さも斜度的もとても良い環境でした。
また、室内は氷点下で調整されており、雪質も固めですが、なめらかな状態(デコボコ無い)が保持されていたので、はじめから最後までプルーク形状のレッスンには最適でした。
上部への移動は、動く歩道です。リフトと違って受講者が座るタイミングが無く大変疲れました。レッスンの1時間単位で切り、午前午後の中休み時間を設けてもらいました。

今回のポイントは、
1.迎え角と荷重
・スキーが回転をするのは、迎え角(進行方向と板の角度)と荷重による。
・プルークスタンスは既に双方の板に迎え角ができている。ファーレンで滑ると、迎え角により双方の板が中心に寄ってくるのを荷重で保持(板を捉える)ている。
※この捉えが重要
2.制動プルークと滑走プルーク
①制動プルーク
・制動プルーク(ブレーキのターン)のターンは、外足を押し出す(足位置を変化)ことにより雪面を削る。
・雪面を削るとは、常に体は両足の真ん中で正面向き、両脚の長さも同じにして外足を押し出す。
・外足だけ伸ばしてしまうと体が内足に残り、体は内側に向き、そして外足に荷重できない。
・常にブレーキがかかるターンができ、進む方向があまり変わらない。
②滑走プルーク
・滑走プルーク(推進力の出るターン)のターンは、足位置を変化させずに重さの位置を変化(荷重)させる。
・3関節(足首・膝・股関節)を連動して、ポジションをくるぶしの下を保持した状態で変化させ、外足側に荷重する。
・外足側に荷重であって、外足位置を変化させてはいけない。(プルーク形状、幅は変えない!!、重さの変化だけ!!)
・荷重で板を保持することよって、板にしなり(板を捉える)ができ、推進力の出るターンでき、進む方向が大きく変わる。
3.上達(カービングターン)への道
・推進力の出るターンの組立を理解して、それを沢山練習しなさい。それが体に染みつくと、めちゃくちゃうまくなります。
・推進力の出るターンは、進む方向が大きく変わるので内足が邪魔になる。
・この邪魔になる内足を逃がしてあげることにより、パラレルターンが完成する!!

 

 

休憩時間にも、各自の疑問をデモをにぶつけての机上レッスンしていました。

今回も、中村デモから更に数多くの指摘を発信され、皆さん大いに悩み、今後の宿題をもらうレッスンになりました。
2日間計8時間以上のレッスン、皆さん筋肉痛に耐えてのツアーでした。

1日目の参加者

2日目の参加者

スノーヴァ新横浜でのキャンプ、中村デモも初めての実施とのことでしたが、今回のテーマ「シーズン始めの足慣らし」にはとても良い環境で実施できたとのこと。
バーンよく、そんなに混んでなく、そしてプルークのみのレッスンでしたが、皆さん新しい発見をして頂いたツアーになりました!

佐伯(年)(記)